すらすら租税法研究ノート。

租税法に関する勉強と思考を書きます。

独学者のための租税法研究入門。(その8 番外①財政学編)

その8です。


「独学者のための租税法研究入門。」ですので、集めた税金を「使う方」はまた別の分野です。しかし、租税法を学ぶためには周辺知識も重要ですので、簡単な財政学及び経済学の知識があると重宝いたします。


財務省が毎年編集しているこちらで基礎データ(ざっくりとした財政規模)を知っておくと、巷に流れる怪しい話を見分けるのにも役立ちます。

図説 日本の財政 平成26年度版

図説 日本の財政 平成26年度版

税制についても出ています。
図説 日本の税制〈平成26年度版〉

図説 日本の税制〈平成26年度版〉


地方財政については、超入門書であるこちらと・・

入門地方財政(第3版)

入門地方財政(第3版)

こちらで経済学の面白さを知りました。
地方財政論入門 (経済学叢書Introductory)

地方財政論入門 (経済学叢書Introductory)



考えるに、財政学に限らず、租税法以外の法学分野(憲法会社法行政法民法など)、学部レベルの基礎的な経済学を身につけておくとよいかと。
ミクロ経済学の基礎的な考え方を理解しておけば、租税特別措置による怪しい優遇がはたして効果があるものかどうか、考えることもできます。


続きます。