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すらすら租税法研究ノート。

租税法に関する勉強と思考を書きます。

「よくわかる税法入門」のおすすめ。

課税要件事実論に絡む難解な学説や、金融取引や組織再編を駆使した租税回避の判例研究で頭が痛くなったら、時にやさしい入門書を読み返して頭を整理します。

今回読み返したのはこちら。

よくわかる税法入門 第9版 (有斐閣選書)

よくわかる税法入門 第9版 (有斐閣選書)

大学の先輩である税理士の春香さんと、学部ゼミ生の市木くんと仁木さん*1の会話方式で税法に関する疑問点を抽出して、それに対して先生(三木教授)が解説するというスタイルです。
会話形式なので読みやすいですし、ゼミ生の疑問は初学者が陥り易い誤解もふまえて、先生が解説するというものですが、やさしいといってもいい加減なものではなく、税法の法的な考え方が徐々に身につくように工夫されています。

租税法律主義からはじまって、所得税法人税・消費税・相続税の租税実体法、税務調査や修正申告、更正などの租税手続法から税金訴訟まで、広く全体をカバーしています。
平成27年税制改正や、行政手続法の改正に伴う国税通則法の改正動向までカバーしております。

法律としての税法をこれから学ぼうという方の最初の一冊に。
あるいは、難しい租税法理論の学習や判例研究に頭が混乱してきた方の整理のための一冊に。

どちらにもお勧めできる一冊ですね。


*1:監修者=解説の三木義一教授と合せて、一、二、三だということに気付きましたw