すらすら租税法研究ノート。

租税法に関する勉強と思考を書きます。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読書ノート 國枝繁樹「金融危機後の金融関連税制」。

本日のお題はこちら。証券税制改革の論点作者: 証券税制研究会出版社/メーカー: 日本証券経済研究所発売日: 2012/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見る今般の金融危機で、各国政府は金融システムの安定化のために巨額の財政資金投入を余儀なくされ…

読書ノート水野忠恒「消費税の制度と理論」。

本日のお題はこちら。消費税の制度と理論 (租税法研究双書)作者: 水野忠恒出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 1989/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「金融仲介サービスも、資本及び労働を必要としておりそこには付加価値が生じるのである・・金融…

読書ノート 市澤正昌「金融機関に対する付加価値税の検討」

本日のお題はこちら。本日のお題はこちらでした。市澤正昌「金融機関に対する付加価値税の検討」http://t.co/V6nCodsROy— すらたろう (@sura_taro) 2014, 3月 23「金融機関は多額の付加価値を生産しているにも関わらず、消費税納税額は過少化され他産業との…

読書ノート「タックスシェルター」。

本日のお題はこちら。タックスシェルター作者: 中里実出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2002/07メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る「企業において付加価値が生み出されていないにもかかわらず、いわば付加価値以外の異物を消費…

読書ノート「現代ドイツの売上税(付加価値税)の改革をめぐって : 軽減税率の機能と廃止案の検討を中心に」

ドイツでは売上税(付加価値税)の軽減税率の廃止議論が起きているそうです— すらたろう (@sura_taro) 2014, 3月 9 ドイツ売上税は、標準税率は19%ですが、食料品などに7%の軽減税率が適用されています。これを廃止したうえで、標準税率を16%に引き下げし…

読書ノート「金融取引の課税問題」。

本日のお題はこちら。金融取引の課税問題 (租税法研究 (第24号))作者: 租税法学会出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 1996/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る少々、古いですが・・「金融仲介機関が利用者から徴収する『対価』は、金融サービスの対…

読書ノート 岡村他「ベーシック税法」その2。

続きます。ベーシック税法 第7版 (有斐閣アルマ)作者: 岡村忠生,渡辺徹也,高橋祐介出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2013/04/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る話のつかみとして、王様ミクロからの引用を掲示いたします。ミクロ…

読書ノート 岡村他「ベーシック税法」その1

本日のお題はこちら。ベーシック税法 第7版 (有斐閣アルマ)作者: 岡村忠生,渡辺徹也,高橋祐介出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2013/04/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る租税回避の定義(通説)。①税法上、通常選択されるであろ…

読書ノート水野「租税法」その1。

本日の読書ノートはこちら。租税法 第5版作者: 水野忠恒出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2011/04/28メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログを見る「間接税が消費者が負担するという限り、物品をその消費地において課税するのは当然であり、その…

読書ノート「租税実体法」その1。

本日のノート題材はこちら。新版 租税実体法―法人税法解釈の基本原理作者: 松沢智出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2003/08メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「資産の値上がりによってその資産の所有者に帰属する増加益を所得として観念するの…